またまた映画のお話し
映画『マイ・サンシャイン』は、
アメリカ史に刻まれるLA暴動の最中にある、
普通の家族の生活を描きます。
チョコレートでアカデミー賞をとった ハル・ベリー
007の ダニエル・クレイグ
二人がでてるからという軽い気持ちで観た映画。
むかし観た「Juice」を思い出すような重い空気が漂う映画でした。
子供の無邪気さとハル・ベリーの明るさとダニエル・クレイグの暖かさ
それに助けられ観る者を惹きつけていくの映画です。
本作の原題は「Kings」です。
Kingsの1人は、LA暴動の引き金にもなった
ロドニー・キング事件のキングと分かりますが、
デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督の思いが繋がるもう1人のキングは、
1963年8月28日に行われたワシントン大行進での演説の一節、
“I have a Dream”でも有名なマーティン・ルーサー・キングジュニア、あのキング牧師です。
映画に出てきたようなアフリカ系の子ども達は、
この暴動を経験した後も同じような境遇の中、
「夢を持って」未来へどう生きていくのでしょうか。
という映画でした。
Shinji Omiya