13日の火曜日に入院して
その日の13時から手術開始の予定でした。
その日5番目の手術、前の手術が延びるとどんどんディレイします。
結局、開始が16:30
局所麻酔での1時間30分の手術
やってる事も、言ってることも、だいたい分かります。
「先生、全開よりも痛いです」 と言いたいところを我慢して・・・
手術も無事に終わり、病室でじっとしてる時間となります。
先ずは、手が使えないので海外ドラマと映画を観ます。
手首を切開した傷の止血もひと段落
ページをめくれるようになったので読書です。
「喫茶おじさん」 原田ひ香
人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。
松尾純一郎、バツイチ、57歳。
大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。
妻子はあるが、
大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、
現在は別居中だ。
再就職のあてはないし、これといった趣味もない。
ふらりと入った喫茶店で、コーヒーとタマゴサンドを味わい、
せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。
趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。
東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──
「おいしいなあ」「この味、この味」
コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎だが、
苦い過去を抱えていた。
妻の反対を押し切り、退職金を使って始めた喫茶店を半年で潰していたのだ。
仕事、老後、家族関係……。
たくさんの問題を抱えながら、今日も純一郎は純喫茶を訪ねる。
というストーリー
カフェやバーをやってる人は特に読んだ方がいいと思います。
「コーヒーやケーキや料理に気持ちを込める」
という当たり前のことの大切さを教えてくれる。
初心に帰れる本でした。
スタッフの皆さんも読んでみると良いとおもいますよ。
Shinji Omiya.