昨日、山風木に久しぶりに一泊。
月一開催の松郎会です。
仙台のアジアン食堂の第一人者、松郎くん
イタリアン、葡萄蔵、ノッティーヴァゴの大橋さん
そしてボクの三人で食べ歩きをする会です。
今回は山風木に一泊。
お客様目線で泊まってみました。
自分で言っちゃいますけど、いい宿ですね。
食を愉しむというコンセプトの通り
お料理100点満点。
すべてが美しく、美味しく、
手間と時間をかけて調理されているのが解ります。
ボクのやりたいことを開業から
10年たった今でも忠実に具現化してくれていることに感謝いたします。
洞口調理長、本当にいい調理人だと改めて感じました。
この煮物も美しいですよね。
仙台牛のトモサンカクの裏には、炙った白子が隠れてます。
一部屋ごとに炊き上げるはらこ飯。
色が濃くて、味が濃さそうに見えるけど、
全然そんなことなく、米一粒一粒に味がキチンと染みています。
これを目当てに予約を下さるお客様がたくさんいます。
デザートも進化してました。
蔵王の乳製品を使ったクリームのコロネ
蔵王不忘果樹園の洋梨
食後には、フルーツのお土産つきです。
大満足の夕食です。
サービススタッフの所作も美しく
料理をもっと美味しく楽しくしてくれるお酒のラインナップも満足。
自分の宿に泊まって、ノンストレスで喜べることを嬉しく思います。
夕食後の山風木のお庭はこんな感じ
そして朝食。
先輩達2名はごはん4膳食べました。
今までで一番のゴハンだって言っていただけました。
朝食もたくさんの料理が並びます。
これだけでも十分なところに
出来立ての仙台牛のすきやきが一人に一皿運ばれてきます。
これに、黄身がオレンジ色した自慢の温泉玉子をかけていただく幸せ。
ごはんのお替り間違いなしでしょう。
こんな、素敵なダメ押しが続きます。
次に、特製のタレに漬け込んで焼いた焼き魚とだし巻き卵が運ばれます。
これで、またお替り。
ごはん、止まらないわけです。
朝食は、120点でしょう。
仕事柄、勉強の為にたくさんの旅館に泊まってみます。
その膨大な経験の中でも、ダントツの1位。
自分の宿が誇らしく思えます。
一泊して、いろいろな問題も見つかりました。
料理、サービスというより
設備、設え、清掃、管理、といったハード面に早急な対応が必要です。
そうすれば、間違いなく日本を代表する「和食のオーベルジュ」になるでしょう。
社長として決意を新たにした一泊でした。
山風木のスタッフのみなさん、
一緒に泊まったみんなに感謝され、褒められた一夜をありがとうございます。
みんなの仕事を公平に評価し、
キチンと報いていきたいと思います。
Shinji Omiya.